PROFILE
清水季代
管理栄養士、フードコーディネーター、フードスペシャリスト。1児の母。子どもの食育コンサルタント「せたがやはらぺこだん」代表。保育園勤務経験後、独立。体にやさしいレシピ開発、季節の料理教室を行う。また、お子様のいる家族の出張作り置きサービスの活動に参加している。
赤ちゃんへの思いがつまったおいしさの秘密
北アルプスの天然水と国産コシヒカリ使用で、素材にもこだわったこの『赤ちゃんのやわらかパックごはん』。試食してみていかがでしたか。
清水さん
お米が立っていて、甘みがあって、びっくりするくらいおいしかったです。正直、よくあるパックごはんの味を想像していたのですが、いいほうに期待を裏切ってくれました。
おかゆは自分で炊くとぐちゃぐちゃになってしまうという悩みも多いですよね。これはお米のふっくら具合ととろみが絶妙で、息子が離乳食のときに出会いたかったです。
また、一般的なパックごはんには、通常pH調整やアミノ酸などの保存料が添加されていることが多いですし、パンや麺も加工の段階で塩分や油分が入ってしまいますが、この商品は添加物不使用でお米と水だけでシンプルに作られているのもいいですね。
味と素材で、赤ちゃんのことを思って作られていることがわかります。
赤ちゃんのうちは、やはりシンプルな味付けの方が良いのでしょうか。
清水さん
はい、乳幼児の食事では添加物を避け、薄味を心掛けてもらいたいと思います。
最近、離乳食でも塩分を感じるものが多く、以前息子のベビーフードを味見したときに味付けが濃くて驚いたことがありました。
離乳食はこれから一生続く「食」の始まりです。
味覚は6才までに決まり、離乳期に本物の味を食べてしっかりとした舌を持つと、野菜に対する苦手意識が薄くなるんです。
それは将来子どもを生活習慣病やさまざまな病気のリスクから回避することにつながるので、味に敏感な乳幼児期には素材を生かした本物の味に親しむことで、味覚をしっかりと育ててあげたいですね。
味や素材以外にも、清水さんが感心したことがあるそうですね。
清水さん
手作りすると1時間以上かかるおかゆの工程がレンジで50秒でできるというのはすごく便利だと思いました。
また、1食あたりの適量がわかるのがいいですね。
さらに赤ちゃんの月齢に合ったやわらかさでおかゆを作るのもお母さんにとってプレッシャーだと思うのですが、これなら7倍がゆと5倍がゆで月齢にあわせたやわらかさの目安も一目瞭然。自分で作るときの参考になります。
そして、製造工程が包装後に炊飯・殺菌をするレトルトパウチではなく、初めから無菌室内で炊飯・包装を行う無菌パックだという点。
赤ちゃんが口に入れるものはできるだけ菌に触れさせたくないので、安心です。
パッケージのフィルムを少しめくって電子レンジに入れるだけ
ところで、昔から離乳食の定番といえばおかゆですが、なぜ赤ちゃんにとっておかゆはいいのでしょうか。
清水さん
おかゆの主な成分である炭水化物は、成長がめまぐるしい赤ちゃんの脳や体のエネルギー源になるからです。
また、消化吸収がよいため、内臓が未発達な赤ちゃんでも負担をかけずに栄養を摂ることができます。
さらに、お米はアレルギーを引き起こしにくいことや、甘さととろみがあって飲み込みやすいことなども、離乳食として古くから食べ続けられてきた理由だと思います。
何より、昔からお米を主食としている日本人にとって、お米は日本人の体質に合っているということがあります。赤ちゃんのうちからおいしいお米の味を覚えることはとても大切です。
パックごはんはこんなときに使いたい!
おかゆが赤ちゃんの離乳食にとても適していることがわかりました。ときにはパックごはんも上手に使いながら、おかゆを食べさせてあげたいですね。続いて、『赤ちゃんのやわらかパックごはん』のおすすめの使用シーンを教えてください。
清水さん
まず、体調が悪かったり忙しかったりして食事の支度ができないときのためにストックしておくと安心です。
真夏など食材が傷みやすい季節や、旅行など外出先にも便利ですね。
そして、上手に手抜きするときのお助けアイテムとして使うのもおすすめです。
離乳食期は短い期間ですが、味覚を形成する上でとても大切な時期。楽しく離乳食作りを続けていくためにも、ときには何かに頼ることも大切だと思っています。
もちろんそれは信頼できるものということが大前提。
そういう意味でも、『赤ちゃんのやわらかパックごはん』は安心して使える商品だと感じています。
“食事作りの時間を短縮して、今日は子どもと思いきり遊ぶって決めた!”日に作りたいアレンジおかゆレシピ
『赤ちゃんのやわらかパックごはん』の使用シーンとしてもうひとつおすすめしたいのが食事作りを時短することで、ゆとりを生み出すこと。
そうして生まれた時間を、いつもよりゆっくり家族と一緒に過ごしてもいいですね。
そんなシーンで作りたい、『赤ちゃんのやわらかパックごはん』のアレンジレシピを清水さんに教えてもらいました。
「『鮭とほうれんそうのあんかけ粥』は、具材がほうれん草と生鮭の2つだけ。あれこれ入れなくても必要な栄養を摂れるよう、基本のたんぱく質とビタミンを押さえました」(清水さん)
RECIPE
鮭とほうれんそうのあんかけ粥
- 「赤ちゃんのやわらかパックごはん」…1個
- ほうれん草の葉先…20g
- 生鮭…10g
- 出汁(または水)…1/4 カップ
- 水溶き片栗粉…少々
作り方
- ほうれん草は茹でて細かくみじん切りにする。
- 生鮭は茹でて皮と骨を取り、細かく刻む。
- 鍋に出汁(または水)、1.と2.を入れ1~2分ほど煮て、水溶き片栗粉を加え一煮立ちさせ、とろみをつける。
- 「赤ちゃんのやわらかパックごはん」を温めて器に盛り、3.をかける。
赤ちゃんのやわらかパックごはん 7ヵ月頃~
電子レンジでたったの50秒!炊き立てのおいしさにこだわった赤ちゃんのためのパックごはん。舌でつぶせる7ヵ月頃に合わせた7倍がゆです。
赤ちゃんのやわらかパックごはん 9ヵ月頃~
電子レンジで50秒!炊き立てのおいしさにこだわった赤ちゃんのためのパックごはん。歯ぐきでつぶせる9ヵ月頃に合わせた5倍がゆです。
(アレンジおかゆレシピ&スタイリング/清水季代 撮影/矢部ひとみ 編集/羽田朋美(Neem Tree))