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ピジョンの商品に込められた想いや
開発担当者のこだわりをご紹介!
ピジョンのスキンケアシリーズ3種。開発者に聞く、それぞれの特長と使い分け方とは? ピジョンのスキンケアシリーズ3種。開発者に聞く、それぞれの特長と使い分け方とは?

2020.12.11

ピジョンのスキンケアシリーズ3種。開発者に聞く、それぞれの特長と使い分け方とは?

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冬の乾燥の季節だけでなく、年中通して利用するベビー向けのスキンケア用品ですが、ピジョンでは、ベーシックタイプ、ももの葉、フィルベビーと、3つのシリーズがあり、それぞれの違いがよくわかりませんよね。
そこで、スキンケア製品の開発を行う、ピジョンホームプロダクツ株式会社 開発グループ植松史帆さんに、製品開発のこだわりと共に、違いを教えてもらいに行ってきました。

試作段階で100通り!製品開発に込められた思いとは

ーーピジョンホームプロダクツ株式会社は、どのような製品を作られている会社なのですか?

植松さん
赤ちゃん用の洗剤や、スキンケア製品の開発・製造を行う会社です。私は、商品開発という部分で、商品の開発から、店頭に並ぶまでの担当を行っております。

ピジョン株式会社の企画担当と共に、どういった商品がお客様に満足頂ける商品になるかを考え、コンセプトが決まったら、それに沿って、試作を繰り返していく、というお仕事になります。試作品が出来上がってからも、製造機械で作れるのか、という検証も行っております。

静岡県にあるピジョンホームプロダクツ 富士山がキレイに見える

富士山がキレイに見える静岡県にあるピジョンホームプロダクツ

ーー幅広いお仕事ですね。。。お仕事の中で、こだわられていることを教えてください。

植松さん
大きな役割としては、中身を作ることが本来の仕事ですので、試作の段階では、100通りくらいの試作品を作ることもあり、一番苦労している部分ではありますね。スキンケア商品はママやパパが赤ちゃんを片手で抱っこをしながら使うシーンも多い商品なので、すべりすぎないような工夫をしたり、泡切れを良くしてみたり、使用シーンを考えて設計をしています。

植松さんのお仕事風景

ーー試作品を作る時には、様々な原料の配合など、どのような着想で配合を考えていくのですか?

植松さん
始めから決め打ちをし過ぎず、とにかく色々なパターンを作るんです。例えば、ソープなどだと、とても泡が荒いものを作ったり、逆に細かいものを作るなど、幅広く作ってみます。その中で、作りたいもののコンセプトにあっているもの、感触はどれかといったものを企画の人達と話合いながら詰めていく作業になりますね。

ーーなるほど。それで、100通りもの試作ができていくのですね。。。こだわって作られていることを感じました。

ピジョンのベビースキンケア用品。3つのシリーズの違いとは?

ーーピジョンのベビースキンケア用品は、よく見かけるベーシックタイプ、ももの葉、フィルベビーと3種類ありますが、違いを教えてください。

植松さん
最近のママ・パパがベビースキンケア用品に求める内容は、本当に多様化してきています。様々なニーズを持つお客様にご満足いただけるように、特長に分けてシリーズ展開を行っています。それぞれの特長は以下のようになっています。

1)ベーシックシリーズ
ピジョンの長年の研究から生まれたシリーズで、赤ちゃんの胎脂に近い成分(ピジョンベビーリピッド)が入っている商品です。赤ちゃんのお肌の潤いを手軽に補えるシリーズとしてつくりました。価格設定も手ごろではあるので、初めてのママ・パパで、何を買ったら良いかわからない!という方達には、ベビー専用として、まずはこれを試してみて頂きたいです。程よい保湿感で、ベタベタもせず、たっぷり使って、スキンケアがしやすいと思います。どんな赤ちゃんでも合うように、程よくバランスの取れた配合となっています。そして、コスパが良い!んです(笑)

ちなみに、冬の乾燥の時期には、ベビーミルクローションうるおいプラスが特におすすめです。通常のベビーミルクローションに比べて、油分量が多めで、バリア機能が分厚くなっている商品なんです。油分量としては、ベビークリームの方がさらに多くなっているので、気になる方は、さらにクリームでフタをしてあげるとよいですね。

ベビーミルクローションうるおいプラスをおすすめする植松さん

2)ももの葉シリーズ
医薬部外品ですので、効果効能のある有効成分がしっかりと入っているシリーズになります。あせも、肌あれを予防できる商品です。赤ちゃんたちは汗っかきです。汗も外部刺激となりますので、あせもが気になる方々は、夏だけでなく一年を通して、有効成分の入っている、ももの葉シリーズを使っていただき、あせもを予防してあげて欲しいです。
そして、このシリーズは、医薬部外品の審査を通っているのですが、、、この審査がなかなか大変なので、製品化に苦労をした商品でした(笑)

ももの葉シリーズをおすすめする植松さん

3)フィルベビーシリーズ
ベビースキンケア用品の開発は、こういう感触のスキンケアが良い!と開発を始めることが多いのですが、フィルベビーシリーズは、「フィラグリン」という成分に着目をし、開発を始めた商品になります。「高保湿」を重要視し、今まで行っていないような試験もたくさん行いました。敏感肌・乾燥肌の赤ちゃんだと、すぐに乾燥してしまうので、そういった赤ちゃんでも使ってもらえるように、処方の割合にもだいぶこだわっています。

フィルベビーシリーズをおすすめする植松さん

塗った時に、みずみずしく感じ、それが肌に留まっている保湿感も強く感じられるようにしたことが、フィルベビーのこだわりのポイントですね。保湿成分は、水分を留めてくれる成分になるのですが、高保湿を目指した、フィルベビーはこの保湿成分のおかげでみずみずしさを感じ続けられるようになっています。
また、クリームの油分の感触にも、かなりこだわりました。ベタつくのがイヤ、というお声を頂くことも多いので、クリームだけどベタつかないように、しっとりする油を入れたり、固形の油を入れずに、感触がよくなる工夫をしたりしています。

他のスキンケアシリーズは何かを補う、という考え方が強いのですが、フィルベビーは、肌の内側からの保湿に着目して、赤ちゃんの肌の自らのうるおう力を引き出すことをコンセプトにしていますので、乾燥肌に悩まれている赤ちゃんには、ぜひ使って効果を実感していただきたいです。
試供品もあるので、赤ちゃんの肌にあうかをしっかりと確認していただいてから、安心してご購入頂くこともできます!一度、試供品を使ってみて、ぜひ効果を実感して欲しいです。

職場の植松さん

ママ・パパが毎日楽しくスキンケアをしてくれることを考えながら、日々商品開発をしています。スキンケアは親子のスキンシップにもなり、コミュニケーションのキッカケにもなりますので、ぜひピジョンのスキンケアシリーズを使って、楽しくスキンケアをしてくださいね。

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