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ピジョンの商品に込められた想いや
開発担当者のこだわりをご紹介!
ピジョンのスキンケア製品はココで生まれる! <br>富士山の麓にある「ピジョンホームプロダクツ」新工場に行ってきました。 ピジョンのスキンケア製品はココで生まれる! <br>富士山の麓にある「ピジョンホームプロダクツ」新工場に行ってきました。

2023.12.11

ピジョンのスキンケア製品はココで生まれる!
富士山の麓にある「ピジョンホームプロダクツ」新工場に行ってきました。

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全身泡ソープ、ミルクローションなど、ピジョンのスキンケア製品は「ピジョンホームプロダクツ」というグループ会社が生産しているというのはご存知でしょうか? 2023年8月に開発と製造を一体的に行う新工場がオープンしたということで早速見学に行ってきました!

ピジョンのスキンケア商品が並んでいるところです

ピジョンホームプロダクツってどんな会社なの?

ピジョンホームプロダクツは、1975年にピジョンの関連会社として最初に誕生した会社です。ピジョンのなかでも重要な製品カテゴリである「スキンケア製品」を生産する現場として長年活躍してきました。

棚にピジョンのスキンケア商品が並んでいるところです

工場2Fにはピジョンのスキンケア商品がズラリ!

製造されている製品はベビー関連のアイテムだけで、なんと約150種類!(そのほかグループ会社「ピジョンタヒラ」の健康・介護関連用品も製造しています)「ベビー全身泡ソープ」「ベビーミルクローション」「ベビー沐浴料」「UVベビーミルク」「哺乳びん洗い」「薬用ローション」などなど…本当に多種多様な製品を日々製造しています。

ピジョンのスキンケアの主役商品「ベビー全身泡ソープ」3種類が並んでいます。

ピジョンのスキンケアの主役商品「ベビー全身泡ソープ」シリーズも製造されています。

立地最高!景色最高!富士山の麓にある新工場

この度、新工場がオープンしたのは静岡県富士市。新東名高速「新富士インター」まで約4kmという、物流アクセスも非常にいい立地です。何より見ていただきたいのが、工場から見えるこの景色の素晴らしさ!世界遺産である富士山の麓に位置しているので、晴れた日は富士山がくっきりと見え(見学に伺った日は残念ながら曇りでした…)、駐車場からは駿河湾も見渡すことができます。ちなみに、製造した製品を冷却するときの冷却水には、富士の湧水が使われているそうで…商品の成分に直接の関わりはないのですが、なんだか贅沢に思えてしまいますね(笑)!

綺麗な青空の富士山です。

工場の背後には富士山がそびえ立っています。

街並みの遠く先に駿河湾が見えます。

工場の駐車場からは駿河湾が一望できます。

開発体制がパワーアップ!環境対策にも注力した工場に

今回の新工場開設にあたり、コンセプトに掲げられたのが、「ピジョンホームプロダクツ(PHP)」と同じ頭文字をとった「Peak of Happy Place」という言葉。「Peak」は「山頂」という意味ですが、“富士山の麓である富士市で、赤ちゃんとその家族の幸せのための商品を生み出す場所にしていこう”という想いのもと、設計・開設されました。

白地にところどころ黄色と赤いパネルがはまったブロック状の棚の様子です。

エントランス。このかわいいブロックは靴箱です。

新工場は総面積約3万㎡という広大な敷地にあります。これまで2箇所に分かれていた工場を1箇所に集中させて製造エリアを増やし、製品の開発の要であるラボの面積も約2倍としたことで、より効率よく製品を開発・生産することができるようになりました。生産能力は旧工場から230%アップ! 年間最大約4,500万個もの製品を作ることができるというので驚きました。今回は見学させてもらった工場の中の一部をご紹介します。

工場の機械の中に紙容器が見えているところです。

すごいスピードでベビー全身泡ソープの紙容器が組み立てられていました。

段ボール箱がたくさん積み上げられ、並べられているところです。

ずらりと積み上げられた全身泡ソープ。これからみなさまのもとに届けられます。

ラボ室内の様子です。

生産現場に商品開発部門であるラボが併設されているのが新工場の強み。

2024年2月発売の新商品として、ひと足早く情報が公開された、浴室で濡れた肌に直接吹きかけて使える「うるおいミスト乳液」も新工場で作られています。化粧品の分野では日本に数台しかない「高圧乳化装置」を使い、乳液を非常に細かい粒子にすることで、水となじみやすくしているのだそう。

工場内に、銀色の機械があります。

うるおいミスト乳液」を作る高圧乳化装置。

さらに、新工場の屋根には、ずらりと太陽光パネルを882枚も設置! 生産工程で使用する電力の約30%を自家発電でまかなうことができます。ピジョン全体で掲げている「Pigeon Green Action Plan」のもと、「脱炭素社会」「循環型社会」そして「自然共生社会」の実現を目指し、環境負荷軽減に取り組んでいました。

工場そのものを「赤ちゃんにやさしい場所」に。工場見学をスタート予定

今後、新工場の新たな試みとして予定しているのが「工場見学」です。今回新工場を開設するにあたり、社員でワークショップを行ったところ、「工場見学ができるようにしてほしい」「お子さまを連れて気軽に遊びに来てくれるような場所にしたい!」という声が多く出たのだそう。

充填室前の見学ルートの様子です。

見学ルート

廊下のようなスペースに、円形のパネルが複数はまっている様子です。

見学をしながらスキンケアについても学ぶことができます。

そのため、単なる工場としての機能だけではなく、地域に開かれた工場になるよう、新工場の設計デザインの段階から工場見学を意識して、見学ルートや窓、展示スペースを用意し、一般の方の見学を可能とした造りになりました。楽しみながら、育児やスキンケアについて学んでいただける工場見学は2024年春頃にスタートする予定ですのでお楽しみに♪

展示のほかに、机と椅子が並んでいるところです

ピジョン商品のひみつを知ることのできる「ブランド発信・体験コーナー」。

段々に座ることができる、半円形のスペースです。

「ブランド発信・体験コーナー」は今後ワークショップなども開催予定。

泡のお風呂とソープボトルのパネルがあります。

記念撮影が撮れるかわいいフォトスポットも♪

おむつ替え台とデスク・チェア、鏡がある部屋です。

おむつ替えコーナーや授乳室もご用意しているので、お子様連れでも安心です。

「お客様に最も信頼される生産工場になるため、社員全員が一丸となって、安全安心の商品を研究、開発し、生産して参ります!」そう笑顔で話してくださった社長の矢作一朗さん。
コストや効率ではなく、主体は“赤ちゃん”。原材料からパッケージに至るまで、「赤ちゃん品質」にこだわり、製造・開発を行っているピジョンホームプロダクツがお届けするスキンケア商品をこれからもぜひご愛用くださいね!

商品展示の前に立っている矢作社長です。

自ら工場を案内し、一つひとつの商品を解説してくれた矢作社長。商品への大きな“愛”を感じました。

●取材協力
ピジョンホームプロダクツ株式会社

文・写真/エチカ

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