ピジョンのスキンケア商品のなかでも、肌にお悩みをもつ赤ちゃんに特におすすめの「フィルベビーリペア」シリーズをご存知ですか？
やさしいグリーンのシンプルなデザインのボトルが目印で、肌トラブル（※）を抱えた赤ちゃんのママ・パパたちから、根強い支持をいただいているシリーズです。ベーシックラインと何がちがう？ なぜ人気？ 「フィルベビーリペア」のギモンやヒミツを、開発担当の植松史帆さん（ピジョンホームプロダクツ株式会社）と、マーケティング担当の瀬島成豪さん（ピジョン株式会社）に伺いました。
（※）肌トラブル…肌あれ、乾燥、キメの乱れなど。
教えて！フィルベビーリペアってどんな商品？
――「フィルベビーリペア」シリーズは、どのような商品ですか？
瀬島さん
デリケートな赤ちゃんの肌を守り、肌が本来もっているバリア機能をサポートする成分を、ピジョン独自で開発し、配合したスキンケアシリーズです。
「フィルベビー」が発表されたとき、社内でも話題になったんです。それまでの、外側からのアプローチではなく、「肌が本来持っている保湿力そのものに着目する」という新しい発想がこれまでになかった着眼点で、当時営業部にいた私自身も驚きと期待でワクワクしましたね！
ちなみに、当初は「フィルベビー」という名前だったのですが、商品の特長をもっとストレートにお伝えしたいと「リペア」がプラスされて、「フィルベビーリペア」という名前にバージョンアップしました。
左から、高保湿全身泡ソープ、高保湿ミルクローション（２サイズ）、高保湿クリーム。部屋に出しっぱなしにしておいても、インテリアに馴染むシンプルなデザイン。
マーケティングを担当する瀬島さん。
――もともと、どのような背景で誕生したのでしょうか？
植松さん
第一に、「肌トラブルで悩む赤ちゃんを減らしたい」という想いがあって、私も初期段階から本社との企画会議に参加していました。そんななかで注目したのが、「フィラグリン」というタンパク質です。
皮膚のバリアとして重要な役割を果たすタンパク質で、誰の肌の中にもあるものなのですが、アトピーの症状がある方は、その「フィラグリン」が少ないというデータがあります。そこから、製品開発をスタートすることにしたんです。
それまでのベーシックラインは、肌の外側から潤いを与えるものだったのですが、肌に元々存在しているバリア成分をサポートして内側から強くするという、全く異なるアプローチとコンセプトで、新しい取り組みでしたね。
商品開発を担当した植松さん。
試作は100通り以上！論文までも執筆した開発秘話
――肌のバリア機能をサポートして、内側から強くするために、「フィルベビーリペア」にはどのような成分が入っているのですか？
植松さん
「サガラメ（コンブ科の海藻）エキス」と、「マンダリンオレンジ果皮エキス」が、お肌のバリア機能をサポートしてくれる成分として入っています。具体的にいうと、「サガラメエキス」は、保湿効果がありフィラグリンの増加を促す効果があり、「マンダリンオレンジ果皮エキス」は、角層のキメとツヤを保つ効果があり、フィラグリンとともに天然の保湿成分として働いてくれます。
今回リニューアルしたパッケージ。「サガラメエキス」と「マンダリンオレンジ果皮エキス」のダブル配合がポイント。
――研究成果は学会で発表して、医学誌にも論文が掲載されたそうですね。なぜ論文にまとめることにしたのですか？
植松さん
研究段階で効果は実感していたのですが、実際のデータを論文として残す必要があると思ったからです。また、ご家庭で使用いただくのはもちろんですが、肌トラブルに直接関わってくる医療従事者の方にも、知っていただく機会になったらいいなとも思いました。
瀬島さん
当時営業として販売する立場としても、具体的な検証結果があると、より分かりやすくお伝えできるのでありがたかったです！
――研究しながら論文も書いたりと、これまでの商品と比べると、やはり開発には時間がかかったのでしょうか？
植松さん
そうですね、もちろん普段から安全性などの試験は行なっているのですが、今回はより研究レベルで開発を進めました。人工的な皮膚を使うなどして、データの裏付けをいつも以上に丁寧にした製品ですね。
また、成分はもちろんですが塗り心地にもいつも以上にこだわったのですが、そこも大変苦労した点でした。保湿力を高めると、どうしてもベタベタしてしまうんです。機能はいいけど使いづらいのは避けたかったので、保湿力はしっかりあるのにベタつかない、というバランスのよいテクスチャーを目指しました。
すーっと伸びて塗り残しなし！高保湿なのに抜群の塗り心地
――「フィルベビーリペア」シリーズは、全身泡ソープ、ミルクローション、クリームの３種類の展開がありますが、特にローションとクリームどのように使い分けますか？
植松さん
ミルクローションは、赤ちゃんの全身に塗っていただくもので、塗り伸ばしやすさを重視して軽いテクスチャーに仕上げました。たっぷり使ってもベタつかず、塗った後にはしっとりとします。
透明感のあるみずみずしいテクスチャー。すーっと伸びて、ベタつきはゼロ！
瀬島さん
クリームは、さらに気になる部分に重ねてつけていただく感じですね。クリームといっても、こちらも塗り心地にこだわり、ベタつきはありません。ベーシックラインよりも高保湿なのに、とっても伸びがいいんです。比べていただくと、よく分かると思いますよ。数あるピジョンの商品のなかでも、「フィルベビーリペア」シリーズは、使い心地の面でも社内でとても人気な商品なんです！
下がベーシックラインのクリーム。上がフィルベビーリペアのクリーム。上部に塗った方が透明感があり、みずみずしいことが分かる。
赤ちゃんはもちろん、大人にも人気のヒミツ
――社内でも人気のシリーズ「フィルベビーリペア」とのことですが、おふたりも愛用しているのでしょうか？
瀬島さん・植松さん
もちろんです！
それぞれの愛用商品を手に会話のはずむ二人。
瀬島さん
私は、全身泡ソープを愛用中で、毎朝の洗顔に使っています。実際に使ってみるとよく分かるのですが、洗った後にものすごく潤いが残るんです。全然つっぱらないですよね。洗顔後に化粧水などはまったく使ってないのですが、問題ないです。それに、実はもともと肌が弱くてすぐに肌荒れをするタイプだったのですが、「フィルベビーリペア」の高保湿泡ソープを使うようになってからは調子を崩すことがほとんどなくなりました。一般的な商品に比べて高額ですし、赤ちゃん用として開発されたものですが、肌トラブルに悩まされている大人が使ってもすごくいいなと思っているんです。
「毎朝愛用しています！ 泡で出てくる手軽なところもいいですね」
ワンプッシュできめ細やかな泡がたっぷり。泡切れもよく流し残しがないのも特長。毎日使っているという瀬島さんの肌の綺麗さにも注目！
植松さん
私はお風呂上がりにクリームを使っています。柔らかなテクスチャーなので、ちょっとの量でも全身に伸びるという使用感が好きなんですよね。保湿力が高いので、夏の時期はローションにするなど使い分けもしています。
重ね使いはもちろん、乾燥する季節はクリーム（左）、湿度の高い夏にはローション（右）と単体での使用もおすすめ。瀬島さんと同じく、植松さんの肌のきめ細やかさに注目！
瀬島さん
どれも一度使っていただけたら、良さを実感いただける商品だと思うんです。ただ、他の商品よりも高価なので、試しにひとつ買ってみようかな、というハードルは高いのも事実。もともとオンラインサイトからは、試供品がお申し込みいただけるようになっているのですが、以前は１日分だったのを現在は5日分のセット（※）でお試しいただけるように変更しました。1回だけだと物足りないですし、効果も実感しにくいのではないかと思って変更しました。
（※）お申込みのタイミングによってはセット数が変更となる場合がございます。
植松さん
本当に一度お試しいただけたら、良さを実感していただけると思います。それに実際、使ってくださっている方からのフィードバックも、とても多い商品なんですよね。オンライサイトの口コミに、写真付きで使用感を報告してくれたりする方も。開発者としてとても嬉しいです。
――最後に、どんな方に「フィルベビーリペア」を試していただきたいですか？
瀬島さん
やはり、肌荒れに悩んでいるすべての方に、ぜひ使っていただきたいと思っています。それぐらい自信がある商品なので。お子様にはもちろん、ご両親にも使ってもらい、こんなにもいいスキンケア商品なんだと、実感してもらえたら嬉しいです！
植松さん
クリームを塗っても、すぐに乾燥してしまう方に試してもらいたいですね。「フィルベビーリペア」は、長時間保湿効果が持続するので、1日に何度も保湿ケアをしている方におすすめです。そして、肌トラブルを抱えていて、何を使えばいいんだろうと悩まれている方も、ぜひ一度手に取ってもらえたと思います。
肌のバリア機能を内側からサポートしてくれる「フィルベビーリペア」。赤ちゃんはもちろん、肌のトラブルに悩む大人のみなさんにもおすすめです。まずは、お気軽に試供品でお試ししてみてくださいね！
今回お話を伺ったおふたり。入社後11年間の営業を経て2023年よりマーケティング部に異動し、「フィルベビーリペア」の担当になった瀬島成豪さん（左）と、肌が弱い家族のために安全・安心なものづくりをしたいと入社以来、研究開発一筋の植松史帆さん（右）。
文・写真／エチカ
