母乳育児をするママのサポートアイテム、母乳パッド。ピジョンの「母乳パッド フィットアップ」は、毎年のように育児メディアで高評価を得るなど、たくさんのママにご愛用いただいている商品です。多くのみなさんに愛されているワケは?一体どんなところがスゴイの?というギモンを、ピジョン株式会社・企画担当の武藤さんと、育休中のママ社員川崎さんにインタビュー。子育て中の現役ママ社員だからこそ語れる、商品の魅力についても伺いました!
目次
母乳パッドって?
――母乳パッドはどんなシーンで必要になるアイテムですか?
武藤さん
母乳パッドは、胸と下着の間に挟み、母乳を吸収するアイテムです。授乳期間中に、胸が張ると母乳が滲んでしまったり、授乳中にもう片方の胸から母乳が出てきてしまったりと、突然母乳が出てくることがあるのですが、そんなときにとても役立ちます。また、授乳ごとに新しいパッドに交換することで、栄養豊富な母乳でも雑菌の繁殖を防ぎ、胸を清潔に保つことができるため、赤ちゃんにとっても安心。母乳パッドの必要性を感じたというママが95.3%(※)もいるほど、母乳育児中には必須アイテムなんです!
(※)ピジョン調べ(2017年7月10日〜2017年7月18日調査、回答数:876人)
企画担当の武藤さん。
――ママにも赤ちゃんにとっても、大切なアイテムですね!ピジョンの「母乳パッド フィットアップ」はどんな商品ですか?
武藤さん
ピジョンの「母乳パッド フィットアップ」は歴史が古く、1978年から発売されているロングセラー商品です。現在はスタンダードタイプのほかに、抗菌加工をプラスした「抗菌プロテクト」、そして、肌が敏感な方向けに乳首に当たる部分にクッション性をもたせた「プレミアムケア」の3種類を展開しています。
ピジョンの母乳パッドは、フィットする“形”がスゴイ!
――ピジョンの「母乳パッド フィットアップ」はどのような特長がありますか?
武藤さん
ひとつは形ですね。1978年の発売当時は、現在の形とは異なり、フラットな二つ折りのシートだったようです。その後、より使いやすくより快適にとアップデートを重ね、1985年に現在の丸く立体的なデザインになりました。現在では母乳パッド業界のスタンダートになっている立体の形も、実はピジョンが初めて取り入れたものなんです!両端をつまんで熱で接着することで、肌の負担にもなる余分な材料を使用することなく、立体感を実現しています。
胸を優しく包み込む、立体的な形状。
ピジョンの母乳パッドは、肌に優しい“素材”がスゴイ!
――歴史の長い商品なんですね!フィット感のある立体的な形もいち早く採用して、より良い形を求めてアップデートし続けるなど、他にもたくさんこだわりがありそうですね。
武藤さん
そうなんです。さらにこだわっているのは肌触りです。表面には不織布を採用しているのですが、授乳期間というママにとって最もデリケートで肌が敏感にもなっている時期なので、とにかく刺激が少なくなるように、繊維そのものの開発から商品づくりをしているんですよ。引っ掛かりのない滑らかさ、柔らかさを追求しました。触っていただくとわかるのですが、一般的な不織布のカサカサした感じはなく、ふんわりすべすべしています。
お肌に直接触れる表面シートは繊維1本1本にこだわるなど、お肌への優しさをとことん追求しています!
川崎さん
こだわりのある商品だということはもちろん知っていたのですが、実際に使ってみて、肌触りにびっくりしました!もともと肌が弱いのですが、授乳するようになってさらに敏感になってしまったなかで「母乳パッド フィットアップ」を使ってみたところ、肌に触れている違和感がないどころか、むしろ使用している方が快適だったんです。
例えば、生理用品などもそうですが、不織布はどうしても独特な違和感のある肌触りや濡れたときのペタッとした不快感があると思っていたんですよね。それが、「母乳パッド フィットアップ」は、つけているのを忘れるくらい!人気の理由に納得でしたね。
現在「母乳パッド フィットアップ」を愛用中の川崎さん。
ピジョンの母乳パッドは、しっかりついてズレにない“テープ”もスゴイ!
――形と素材にこだわった着け心地の良さが、人気の理由なんですね!
武藤さん
もうひとつ、こだわっている部分があるんです。それは、胸にちゃんとフィットして、母乳を漏らさずにしっかりキャッチするためのズレを防ぐ5本のテープ。ズレにくいようにテープの数や向きなど研究を重ねています。
また、パッドをつけるおっぱいは、赤ちゃんとママにとっても顔に近い部分なので、においにも配慮しました。裏側のテープの粘着部分はどうしても石油由来の素材になってしまいますが、においが気になる材料もあるなか、臭気が出ない材料を選んでいます。
「ズレ防止テープを直接かいでも嫌なにおいはしません!」
――テープのにおいまで配慮しているなんて、配慮が細やかですね!
武藤さん
目で見えないのでなかなかお伝えしにくい部分ではありますが、実はかなり厳しく判断していて、よりよい材料を探して日々アップデートしています。
――装着するときに気を付けることはありますか?
気を付けていただきたいことは、装着の向き。ズレ防止テープが横向きになるようにお使いください!縦向きだとフィットしにくくなってしまいます。
ズレ防止テープが上下にくるように下着の内側に貼って使用。
現役ママ社員ならではのトークがはずむふたり。
川崎さん
もうひとつ、テープでいいなと思ったのが、粘着力。ずれてほしくはないけれど、粘着力が強すぎて剥がすときに下着が毛羽立ってしまうのも困ります。「母乳パッド フィットアップ」はちょうどいい強度なんですよ。
武藤さん
そうなんです!細かいところに気がついてくれて嬉しいです(笑)。テープの強度はバランスがとても難しい部分で…。ロングセラー商品ですので改良を重ねていますが、同時にママたちが着る服や下着も時代によってどんどん変化しているんですね。テープの開発途中では、その時代に流行っている素材に合わせて粘着の強度を検証しています。
ピジョンの母乳バッドは、ママと赤ちゃんのためのこだわりがギュッ!
ママ目線でも商品の良さを実感!
――細部までこだわり抜き、アップデートをし続けているからこそ、多くのママたちに支持されているんですね。子育てママに人気の『たまひよ』の、「たまひよ赤ちゃんグッズ大賞 母乳パッド部門 紙タイプ」では、2023年度に続き今年も1位を受賞しました。
育児情報メディアの『たまひよ』で毎年行われている「赤ちゃんグッズ大賞の母乳パッド部門 紙タイプ」でも受賞し、10年連続1位を更新中!
※「たまひよ赤ちゃんグッズ大賞2024」とは、たまひよ読者のママ・パパ2062名による「実際に使ってよかった」と思う商品・サービスに関するアンケート調査の結果をランキング形式で発表する企画です。(2023年9月調査/WEBメディア「たまひよ」掲載)
※画像は昨年受賞した「赤ちゃんグッズ大賞2023の母乳パッド部門 紙タイプ」ロゴとなっております
武藤さん
多くのみなさんにご支持いただけてとっても嬉しいです!
川崎さん
私自身、実際に使ってみて良さを実感しました。夏の暑い時期に子どもが生まれ、蒸れやすい季節なので抗菌のほうが安心かな?と思い、最初は「母乳パッド フィットアップ 抗菌プロテクト」を選びました。ただ “抗菌”などのプラスアルファのオプションがあると、もしかして肌触りが少しガサガサしてしまうのでは?と心配もしたんです。ところが全くそんなことはなく、ふんわりとした心地のいいクオリティに感動!また、生まれて間もない時期に使うものなので、抗菌成分が食品にも使われる素材であることも安心でしたね。
武藤さん
表面に抗菌加工を施した不織布を使い、菌の繁殖を抑える機能を持たせました。川崎さんと同じように「赤ちゃんが直接口につける部分の清潔さを保ちながら、安心感もあるのが嬉しい」というお声もたくさんいただいています。
川崎さん
あと赤ちゃんからは、一時も目が離せないので、袋から簡単に取り出せる仕様なのも助かっています。
武藤さん
はくり紙が袋と一体になっている仕様にこだわり、開いて剥がしてさっと装着できるようにしました。加えて、母乳の出方はそれぞれ異なるので、片方だけ替えたい時もあります。1枚ずつ個包装になっているのも好評ですね。
「簡単で手間がかからないのがどんなにありがたいか」というのは、私も子どもがいるので実感したこと。お客さまからの声はもちろんですが、社内からの声でも商品はどんどん改善されています。
――消耗品だから、安いのでもいいやと決めてしまいがちですが、日々使うものでストレスフリー、ママにも赤ちゃんにも安心なのは大切ですよね。川崎さんはどんな風に実際に使っていますか?
川崎さん
こんな風にお気に入りのポーチに入れて、常に携帯していますよ!
川崎さんの愛用のポーチ。
武藤さん
私は、自分には必要ないかな?と思っていたんですが、ある日、急に胸のまわりがびっしょり濡れていたことがあり、やはり授乳期間中は携帯していると安心だと実感しました。
――ピジョン本社の1階にある、授乳・さく乳室では「母乳パッド フィットアップ」をお試しいただけますよね?
武藤さん・川崎さん
はい、どなたでもご利用いただけます。ぜひお気軽にお立ち寄りいただけたらと思います。みなさんのお越しをお待ちしております!
ソファーでゆっくり過ごせる、授乳・さく乳室。
左から「母乳パッド フィットアップ 抗菌プロテクト 102枚入」「母乳パッド フィットアップ 126枚入」「母乳パッド プレミアムケア 102枚入」。
今回お話を伺ったおふたり。母乳パッドの企画担当の武藤友瑛さん(右)と、育休中の川崎さん(左)と息子くん。
文・写真/エチカ