ピジョンが行ったアンケートによると、産後、体型戻しを意識したり考えたりしたことがある方は出産を経験したママたちの93%。産後の体型で気になった部分を聞いてみると「おなか」が87.7%、「おしりなど腰回り」が75.9%、「骨盤」が63.5%と続き、「ウエスト」、「太ももなど足」という順序になっていました。
そこで、産後の気になる部分をトータルシェイプする「産後パーフェクトセット」の商品開発担当・米本亜希子さんと、マーケティング担当の小林梨沙さんに、産後の体型戻しを左右する骨盤ケアについてお聞きしました。

骨盤は妊娠〜出産でどう変化するの？

妊娠してから出産するまで、骨盤はどのような状態になるのでしょうか。

米本さん
妊娠すると徐々におなかが大きくなっていくように、骨盤もいきなり大きく開くわけではなく、妊娠後期に向けてゆっくりと開いていき、それに伴い腹部やヒップが大きくなっていきます。

小林さん
妊娠するとリラキシンと呼ばれるホルモンが分泌されて、骨盤を緩ませるんですね。これは赤ちゃんが産道を通れるようするための大切な働きで、出産に向けて少しずつ骨盤を広げていくんですね。私自身、息子の妊娠中は安定期前の4、5ヵ月頃からずっと骨盤まわりが痛くて、骨盤ベルトを使っていました。この頃から骨盤まわりのサイズも大きくなっていきました。

米本さん
骨盤の形は丸いとか平べったいとか人それぞれなのですが、妊娠によって骨盤が開いていき、形が変わることで痛みが出たり、全体的にゆるい感じがしたりと、骨盤まわりがなんだかしっくりこないという感覚は多くのプレママがおっしゃいますね。

小林さん
骨盤や恥骨まわりの痛みや違和感から、妊娠初期から骨盤ベルトを用意している方は増えてきていますね。仕事をしているマタニティの方が増え、立ちっぱなしや動くことが多くなっていることも影響しているかもしれません。

産後の骨盤はどのような状態なのでしょうか？

米本さん
産後は骨盤などがゆるみ、とても不安定な状態です。妊娠前のように安定するまでには産後数ヵ月から半年ほどかかることが多いですね。産後もゆるんだ骨盤をそのままにしておくと、腰痛や肩こり、恥骨痛、尿漏れ、便秘などのさまざまな症状を引き起こしてしまうことがあります。また、おなかがぽっこりと出てしまったまま元に戻らないなんてこともあります。

体型戻し、産後すぐは何から始めたらいい？

産後の骨盤ケアをしないと、体型にも影響が出るのですね。産後の体型戻しは何から行えばよいでしょうか。

小林さん
まずは、産後用の骨盤ベルトを着けることですね。早い産院だと、出産直後に分娩台の上で寝たまま先生が着けてくれると聞きます。私も出産後、腰のグラグラ感があったので、産んだその日から着けていましたね。

米本さん
人間の体のすごいところで、大きく広がった骨盤も自然に戻ろうとするのですが、やはり何かでサポートしていないと元には戻りづらいので、骨盤ベルトを使って元の形に戻すことをおすすめします。骨盤ベルトを着けることで、不安定な骨盤を引き締め、正しい位置に戻すサポートになります。骨盤が不安定な産後は、姿勢のクセなどで骨盤のゆがみにつながることもあるので、できるだけ早い時期から使うのが大切です。

小林さん
産後6ヵ月は脂肪が水分を多く含んでいるため流動的だと言われているので、体型戻しに最適な時期なんです。

米本さん
商品の監修でお世話になっている助産師の先生もよくおっしゃいますけれど、産後6ヵ月がチャンスですね。そして体型が元に戻るまで、継続的に使うことも大切です。

小林さん
脂肪の話からは逸れますが、私、ガニ股に悩んでいたんです。そうしたら、米本さんから「産後は戻すチャンスだよ！」と言われていました（笑）。

米本さん
そうそう。産後に骨盤をこのベルトで締めれば、骨盤の形が改善されるので、正しい足の向きに戻るねって話していましたね。骨盤の傾きが影響するガニ股にも効果が期待できるともいわれています。

「産後パーフェクトセット」がおすすめなワケ

産後すぐに骨盤ケアをしたほうがいいことはわかったのですが、骨盤をケアするアイテムはいろいろあってわからない方も多いのではないでしょうか。「産後パーフェクトセット」は、そういった方にもおすすめしたい商品だそうですね。

米本さん
はい。「産後パーフェクトセット」は骨盤ベルトとおなかシェイパー、骨盤リフォームガードルの3点がセットになった商品です。産後すぐ始める「骨盤ケア」と産後1ヵ月から始める「ウエスト・ヒップ・下半身ケア」がすべて行えるので、これを1つ用意しておけば安心です。

小林さん
骨盤ベルトだけ、ガードルだけと単品で販売しているメーカーが多い中で、やはりピジョンは骨盤ケアも体型戻しも重視したいから、3点セットにしています。このお得感は、ピジョンならではだと思っています。

「産後パーフェクトセット」1つで、トータルでケアできるのがいいですね。素材は日本製だそうで、品質にもこだわって作られていますね。

米本さん
ガマンしながらきつく締め上げるのではなく、普段使いしながら無理なくリフォームできるものを目指して作っています。そんな作り手の立場からお伝えしたいのが、伸縮性にすぐれた素材を使っていること。すごくよく伸びるので、一日中着けていてもラクにサポートできます。また、生地がとても薄いんです。服の上からも目立たないですし蒸れにくいので、心地よく着用していただけます。

小林さん
おなかシェイパーは幅広タイプのゴムを使っていて、おなかに食い込みにくい点もおすすめポイントです。骨盤リフォームガードルは、ハイウエストでおなか全体が締まるように設計されている上に、ショーツなしで一枚ばきできる点も本当に便利。股布は綿100%で、肌にもやさしいです。

骨盤ベルトはフックで留めるタイプなのですね。

米本さん
ワンタッチテープだとトイレのときなどにベリベリ音がして困るという声も多いのですが、フックで留めるタイプならその心配がありません。3段4列タイプで自由に調節でき、体型戻しを終えるまで長く使えます。

「産後パーフェクトセット」の使い方のポイント

骨盤ベルト、おなかシェイパー、骨盤リフォームガードルはどのように使えばよいのでしょうか。

＜骨盤ベルト＞

米本さん
出産後すぐに骨盤ベルトを着けます。入院中から使うのがおすすめです。産後1ヵ月頃までは単品で使用します。短時間だけよりも長く着けていると効果があり1日中着けていてもよいですが、リラックスタイムには外すなど、自分に合った方法で着用してください。

＜おなかシェイパー＞

米本さん
戻りにくいおなかを集中ケアできるシェイパーです。悪露が落ち着いた産後1ヵ月頃から使います。着用時の順番のおすすめは、骨盤ベルトとセットで着用する場合は、骨盤ベルトの上に着用するとズレにくいです。また、骨盤リフォームガードルとセットで着用する場合は、骨盤リフォームガードルの下に着用します。

＜骨盤リフォームガードル＞

米本さん
ヒップや太ももなど、下半身をケアするガードルです。おなかシェイパーと同様に悪露が落ち着いた産後1ヵ月頃から使います。履くときは手をガードルの中に入れ、ヒップのお肉を持ち上げながらガードルの中にしっかりと収めるのがポイントです。おなかシェイパーとセットで着用する場合は、おなかシェイパーの上に着用します。

小林さん
おうちにいるときは骨盤ベルト、外出するときはスリムに見せたいから骨盤ベルトと骨盤リフォームガードルというように、シーン別に組み合わせて使われる方が多いですね。3点同時に使う場合は、骨盤ベルト、おなかシェイパー、骨盤リフォームガードルの順に着けるとズレにくいのでおすすめです。

産後の体型戻しに悩んでいる方へ

最後に、体型戻しを考えている方にアドバイスやメッセージをお願いします。

米本さん
産後の体型戻しは、無理なく長く続けるというのがコツです。産後体調が悪いのに無理してリフォームインナーを着けたり、早く体型を戻したいからと動いたりする方もいらっしゃいます。 でも、一番大切なのは体に負担をかけないこと。「産後パーフェクトセット」なら単品でもセットでも使えるので、ご自身に合う組み合わせと生活スタイルに合ったリフォームを段階的にしていただきたいです。

小林さん
妊娠出産で誰もが骨盤が開くので、骨盤ケアは必ずしていただきたいです。骨盤ケアを行うと、今後何十年と続いていく生活の中で、不調も起きにくくなります。そして、脂肪が流動的な産後6ヵ月のこのチャンスを逃さずに、体型戻しをしていただければと思っています。

米本さんも小林さんも、ご自身の出産から何年か経った今でも、ここぞというときには「産後パーフェクトセット」の3アイテムのうちのひとつ、骨盤リフォームガードルを愛用しているそうです。このエピソードからも、商品の耐久性の高さや履き心地のよさ、くびれメイクやヒップアップ効果がうかがえます。骨盤ケアからおなかケア、ヒップケアまでがすべて叶う「産後パーフェクトセット」で、無理なく体型戻しを始めてくださいね。