赤ちゃんとの夏のお出かけに欠かせないアイテムといえば、日焼け止めと虫よけグッズです。赤ちゃんの肌はとてもデリケートだからこそ、紫外線や虫刺されなどの刺激からしっかりガードすることが大切です。しかし、いざ買おうとしても商品の種類が多くて、迷ってしまうというお悩みも。そこで、ピジョンに入社以来、営業一筋15年以上!店頭の商品を知り尽くした、ベテラン営業担当・牛島さんに夏のお出かけアイテムの選び方の基準や、どんなアイテムを買えばよいのかをお聞きしました。
日焼け止めや虫よけグッズ、準備するのはいつ?使い始めのタイミングは?
――牛島さんは、担当しているドラッグストアチェーンに他社商品を含めたトータル提案を行っているとお聞きしましたが、具体的にどのような提案をされているのでしょうか。
牛島さん
はい、ベビー用品のトップメーカーとして、ドラッグストアのバイヤー(取り扱う商品の選定や価格を決める担当者)に対しての品揃えや、店頭の棚での商品の並べ方、プロモーションの提案などをしています。
――棚の並べ方の提案まで!すごいですね。つまり、ピジョン以外の商品やベビー用品を買うお客さまの買い物の仕方に精通しているということですね。そんな牛島さんにまずお聞きしたいのが、日焼け止めや虫よけグッズを使い始めのタイミングです。
牛島さん
赤ちゃんの肌は、気温の変化、乾燥、ダニやハウスダストなどの刺激はもちろんのこと、紫外線や虫刺されなどの刺激にも非常に敏感です。ですから、生まれてすぐの頃から日焼けと虫刺されの対策はしていただきたいですね。とは言え、新生児の時期は外出の機会がない場合がほとんどだと思いますので、たとえば1ヵ月健診が終わって外出可能になった頃から、日焼け止めや虫よけグッズを使うのがよいかと思います。
――なるほど!初めての外出の頃から使うとよいのですね。続いて、年間で考えたときに、日焼け止めはいつ頃準備したほうがよいのでしょうか。
牛島さん
日焼け止めは、通年使用の方が増えていますね。紫外線の強さは季節や気候で異なりますが、1年中降り注いでいますので、しっかりと紫外線対策をしたい場合は、通年塗るのが望ましいとされています。また、ゴールデンウィーク頃から塗り始める方も多くいらっしゃいます。ただ、気象庁のデータによると、紫外線は4月の終わり頃から急激に強くなり始め、7~8月にかけてピークを迎えるので(※1)、遅くとも4月の頭くらいまでには準備しておいたほうが安心です。
――虫よけグッズはどうでしょう。
牛島さん
虫が出てくる4月上旬頃から9月頃までが、商品が大きく展開される年間の軸ではありますが、最近は猛暑の影響で10月頃まで蚊が生息していますね。虫よけグッズも、日焼け止めと同様に4月の頭には準備しておくとよいですね。
――実際の現役ママ・パパはいつ頃から準備しているの?
実際に、現役ママ・パパたちへ日焼け止めを準備するタイミングを聞いたところ、1年中紫外線ケアする家庭が多いことが分かりました。また、3月~4月頃になると、日焼け止め・虫よけともに準備し始めるママ・パパが増えていることも分かりました。皆さん早めの準備を心掛けているようです。
日焼け止めと虫よけを意識するタイミング
2024年3月 ピジョン調べ
結果グラフからは、1年中紫外線ケアするママが多いことが明らかに。また、3月~4月頃になると、日焼け止め・虫よけともに準備し始めるママが増えていることがうかがえる
赤ちゃんのための日焼け止め&虫よけグッズ、おすすめの選び方とは?
写真上、左から『虫くるりん シールタイプ 60枚入り』『アウトドアミスト 50ml』『虫くるりん 布用ミストタイプ』『虫くるりん つり下げタイプ』。写真下、左から『UVベビーミルク Wプロテクト SPF20 PA++ 45g』『UVベビーミルク ウォータープルーフSPF35 PA+++ 30g』『UVベビーミルク ウォータープルーフSPF50+ PA++++ 50g』
――赤ちゃん向け日焼け止め&虫よけグッズにも、トレンドはあるのでしょうか。
牛島さん
あります。近年、日焼け止めのトレンドは二分化していますね。一つは「高SPF」。ご自身も徹底的に紫外線対策してきたママが、わが子にもと、紫外線防止効果の高いものを選ばれています。一方で、SPF数値の高い日焼け止めほど肌への負担が大きいというイメージを持たれる方が多いところから「低刺激」というトレンドが生まれました。虫よけグッズは、体や衣服などに噴射することで虫を寄せつけないようにするスプレータイプが圧倒的に人気です。続いて、衣服につけるシールタイプも選ばれていますね。
――実際のところ、どのような基準で選べばよいのでしょうか。
牛島さん
日焼け止めは、以下の基準を参考に選ばれるとよいと思います。
<日焼け止めの選び方>
1.ベビー用の日焼け止めを選ぶ
赤ちゃんに使う日焼け止めは、大人用ではなく、低刺激のベビー用のものを選ぶようにしましょう。特に低月齢から使う場合は、生後0ヵ月から使用できる商品を選ぶと安心です。2.肌への負担が少ないものを選ぶ
日焼け止め自体が肌への負担とならないように、低刺激・無添加のものを選びましょう。無香料・無着色・パラベンフリーに加え、肌への負担が大きい紫外線吸収剤を使っていないものが赤ちゃんにはおすすめです。紫外線吸収剤は肌の上で化学反応を起こして紫外線が入り込まないようにしているので、肌に負担がかかりやすく、刺激になりやすいんです。パッケージに「紫外線吸収剤不使用」と書かれているか、購入時にチェックしていただければと思います。また、日焼け止めをオフするときにも肌に負荷がかかるので、簡単に落とせるものがおすすめです。3.軽いつけ心地のものを選ぶ
テクスチャーは、ベタつかず、塗り伸ばしやすいものが使いやすいですね。ベタベタした感触を嫌がる赤ちゃんもいますので、軽いつけ心地のものがよいでしょう。◆丁寧にケアしたい場合は使い分けも
日焼け止めはシーンや季節によって使い分けすることもおすすめします。散歩や買い物などの日常生活であれば、SPF20で十分ですが、外遊び時間が長くなる場合はSPF30以上、プール遊びやアウトドアなどよりアクティブに遊びたい場合はSPF50のものを選ぶようにしましょう。季節で使い分ける場合は、3月下旬からゴールデンウィークまではSPF20やSPF35以上、ゴールデンウィーク明けから8月頃まではSPF50などと、紫外線の強さによって選ぶとよいと思います。
牛島さん
虫よけグッズは、以下の基準を参考に選びましょう。
<虫よけグッズの選び方>
1.月齢にあったものを選ぶ
大人用の虫よけは刺激が強いので、必ずお子さんの月齢にあった商品を選びましょう。特に大人用の虫よけに広く使われている成分・ディートについて、厚生労働省は12才未満の子どもにディートを使用する場合の回数の目安を定めています。さらに6ヵ月未満の赤ちゃんには使用しないよう注意を促しています(※2)。こうしたことからも、対象月齢をチェックすることが大切です。2.天然由来の成分を使用しているものを選ぶ
スプレータイプの虫よけは、ユーカリやレモングラス、ハッカ油など、植物由来の有効成分を使用しているものがおすすめです。アルコール、防腐剤、パラベン、メントール、着色料、合成香料などを使っていない低刺激・無添加の製品であればより一層安心して使えます。3.手軽に使えるものを選ぶ
おでかけ前はバタバタするので、手軽に使えるものが便利ですね。ミストタイプでシュッとひと吹きするだけ、シールタイプでペタッと貼るだけなど、サッと使えるものをシーンに合わせて選ぶとよいでしょう。
ピジョンの日焼け止め&虫よけグッズのここがスゴイ!
――ピジョンではUVベビーミルクシリーズや虫くるりんシリーズ/アウトドアミストといった日焼け止め&虫よけグッズを販売していますが、他社製品にも精通している牛島さんから見て、ピジョン製品のここがスゴイ!と思うところを教えていただけますか。
牛島さん
はい。まず、日焼け止めは以下の点ですね。
<ピジョンの日焼け止めのここがスゴイ!>
1.生後0ヵ月から使える
ピジョンのUVベビーミルクシリーズは、バリア機能が未熟な赤ちゃんのお肌に毎日使える、ウォーターベースの日焼け止めです。紫外線吸収剤・バラベン・アルコール・香料・着色料不使用の無添加、低刺激で、生まれてすぐの赤ちゃんのお肌にも安心して使えます。さらに皮フ科医による皮フ刺激性テスト済み(※)です。
※すべての方に皮フ刺激が起きないというわけではありません。2.花粉やPM2.5からもお肌を守る(※)
植物由来のポリマー配合でお肌に保護膜を形成し、紫外線による日焼けに加えて、花粉やPM2.5などの微粒子の付着を抑制し、お肌を守ります。さらにセラミドやヒアルロン酸と行った保湿成分配合で、お肌のうるおいもキープします。日焼け止め効果以外のプロテクト機能も付いているので、オールシーズン使えるのがうれしいポイントですよね。
※花粉・PM2.5のブロック機能は「UVベビーミルク Wプロテクト SPF20」の特徴です。3.SPF20はお湯で、SPF35とSPF50+はベビーソープで落とせる
SPF20はお湯で落とせます。ウォータープルーフのSPF35とSPF50も、普段使っているベビーソープで落とせます。
――実際に手に塗ってみて、ベタつきにくくスーッと肌になじむだけでなく、塗ったところがツヤッとしていることに驚きました。大人も使いたいです!
牛島さん
軽いつけ心地で白残りしないので、ママやパパにも人気です。私も二人の男の子のパパですが、子どもたちが小さい頃から塗ってあげていました。私自身も当時はSPF50を一緒に使っていましたね。
――デザインもとても素敵です。キャップの配色もおしゃれで、全種類持ちたくなりますね。
牛島さん
ありがとうございます。ベビー用だからといって赤ちゃんぽくないデザインと言いますか、ママやパパが手にしたくなるデザインなんです。一方で、対象月齢や低刺激であること、パラベンフリーである点はお客様に選んでいただけるポイントだと思い、わかりやすく記載しています。
「色黒の私の手で試したら叱られそうです」と笑う牛島さん
牛島さん
続いて、虫よけグッズのスゴイ点は以下の通りです。
<ピジョンの虫よけグッズのここがスゴイ!>
1.ディートフリーで安心して使える
『虫くるりん シールタイプ 60枚入り』『虫くるりん つり下げタイプ』『虫くるりん 布用ミストタイプ』はディートフリー。生後0ヵ月の赤ちゃんでも安心して使えます。2.食品成分95%でお肌にやさしい
『アウトドアミスト 50ml』は食品成分95%の肌にやさしいミストタイプの虫よけです。生後0ヵ月の赤ちゃんから安心して使えます。また、低刺激・弱酸性、さらにアルコールフリー、防腐剤・パラベン・メントール・着色料・合成香料無添加です。3.有効成分は天然ハーブ
ピジョンの虫くるりんシリーズ/アウトドアミストはいずれも虫が嫌うといわれている天然ハーブの精油を使った製品で、赤ちゃんにやさしいうえに、ナチュラルな香りもご好評をいただいています。家族みんなでお使いいただけます。
――以前、刺激の強い虫よけを使って咳き込んだことがありました。ピジョンの虫くるりんシリーズ/アウトドアミストはほのかに香る天然精油が心地いいですね。
牛島さん
ミストタイプ、シールタイプ、つり下げタイプと商品のバリエーションも豊富なので、シーンによってお選びいただけるのもポイントです。
ベビーベッドやベビーカーに手軽に取り付けられる『虫くるりん つり下げタイプ』は開口部を調節できるスライドバー付き。
「電車の中やレストランなどでは窓を閉じるなど、シーンによって香りの強弱を変えられます」(牛島さん)
――最後に、赤ちゃんとの夏のお出かけを楽しみたいママやパパにメッセージをお願いします!
牛島さん
ピジョンとしては、赤ちゃんには、おうちにいるだけでなく、積極的に外へ出ていろいろなものとふれ合い、たくさんの経験を重ねることで健やかに成長してほしいという思いがあります。だからこそ、紫外線や虫刺されの不安を解消する商品で、ご家族でのお出かけをサポートしたいという気持ちでいっぱいです。0ヵ月から安心して使える商品を豊富に取り揃えておりますので、ぜひ手に取っていただき、楽しい育児ライフをお過ごしいただければと思います。
まとめ
スポーツしているお子さんたちに、今もピジョンのUVベビーミルクを塗ってあげるという牛島さん。他社製品を含め、たくさんの商品を知る牛島さんがわが子に使っている商品なら間違いないと感じました。直接肌に触れるものだからこそ、日焼け止めも虫よけも、安心・安全なものを選びたい。そんなママとパパには、機能面も文句なしの、ピジョンの日焼け止め&虫よけグッズをおすすめします。わが家にベビーはいませんが、今年の夏のおでかけは、ピジョンのUVベビーミルクを塗った上から、アウトドアミストをひと吹き。これで決まりです!
出典元
※1:https://www.data.jma.go.jp/env/uvhp/link_daily_uvindex_obs.html
※2:https://www.mhlw.go.jp/topics/2005/08/tp0824-1.html
今回取材したのはこの人
ピジョン株式会社 営業担当
牛島さん
入社以来、ドラッグストアチェーンに他社商品を含めたトータル提案を行うベテラン営業担当。二人の男の子のパパ。
文/羽田朋美(Neem Tree) 写真/安藤佐也加