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赤ちゃんに安心して乗ってもらうために、1日半、休まずに走行!ベビーカーの厳しい耐久試験 赤ちゃんに安心して乗ってもらうために、1日半、休まずに走行!ベビーカーの厳しい耐久試験

2023.06.30

赤ちゃんに安心して乗ってもらうために、1日半、休まずに走行!ベビーカーの厳しい耐久試験

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こんにちは!ピジョン筑波事業所の古居(ふるい)と申します。私は、ベビーカーの品質管理(試験)を担当しています。
今日はピジョンのベビーカーが店頭に並ぶまでに、どのような検査をしているのかをお話しします。

ピジョン筑波事業所1
ピジョン筑波事業所2

ピジョン株式会社_筑波事業所

1日半の走行耐久試験を受けるベビーカー

私が働く評価グループでは、このような大きな機械の上でベビーカーが動き続けています。

耐久試験を受けているランフィ(ベビーカー)

台の上に乗っているのは、耐久試験を受けているランフィ(ベビーカー)です。

スポーツジムにあるランニングマシンのように床が回転している機械で、ランフィは走行し続けているのです。
ランニングマシンと違うのは、床に凹凸があるところです。

ランニングマシンと違うのは、床に凹凸があるところです

こちらの動画で見ていただくと、わかりやすいと思います。(※音が出ます)

この動画の状態で、約1日半の間、ランフィは凸凹のある床の上を休むことなく走行し続けます。床は時速5㎞/hで7万2千回も回転します。

ピジョン独自の厳しい基準、PQS(ピジョン クオリティ スタンダード)

ベビーカーには、国内ではSG、海外ではISOやENといった様々な基準や規格が定められています。これらの規格をクリアするのはもちろん、ピジョンでは独自に定めているPQS(ピジョン クオリティ スタンダード)という基準を設けています。 

国内や海外の規格よりも厳しいPQS基準で確認し、より高品質なものをお客さまにお届けしています。

今回は走行試験についてご紹介していますが、PQS基準のチェック項目は、全部で数百という数になります。

PQS(ピジョン クオリティ スタンダード)はどこが違うのか?

この走行試験では、子どもの体重を想定した15kgの重りをベビーカーの座面に載せて行っています。この試験自体はISO規格にもあるものです。
実際にパパやママがベビーカーを使用するときは、荷物をカゴに載せてお出かけします。PQS基準では、このお客さまが実際に使用する状況を再現する為にカゴにも重りを載せて試験をします。
約1日半の間、実際に使用される厳しい条件でランフィは凸凹のある床の上を休むことなく、時速5km/hで走行し続けるのです。

合計20kgの重りを乗せています

不具合が出ないかをしっかり確認してから発売する、というのが私たちの仕事です。

試験基準はどうやって設定するのか?

時代の移り変わりで製品も進化していきます。新しい機能が追加されたり、今まであった機能がなくなったりします。その都度、開発グループのメンバーと一緒に試験内容について検討しています。
新しい機能に合った試験方法を考案して、検証し、その方法が適切なのかをさらに検証して、最終的に試験項目に設定しています。
製品として世に送り出すまでに、たくさんの検証が行われるのです。

走行試験の機器を操作する担当者(古居)

赤ちゃんが使う製品ということ

私たちが作っている製品は、赤ちゃんが使うものです。赤ちゃんは肌が大人に比べて弱かったりするので、ちょっとした突起でもケガの原因になります。そこは神経質になるくらいにケアしたいところです。何よりも「赤ちゃんが使う」ということを第一に考えています。
それと同時に「パパやママが使いやすい」「子育てが苦にならない」、そこをサポートできるような製品を出していきたいと常に考えています。

「開発」と「品質管理」の仕事の違い

開発者は、自分の開発した製品を世に出したい、という気持ちがあります。私も開発にいたので経験があります。
でも品質管理は、客観的にお客さまの目線で使ったときに、こういう使い方があるのではないかとか、こういう不具合が出るのではないか、というものを事前にチェックする立場です。
それを開発にフィードバックして、より品質の高い製品、不具合が発生しない製品作りを全員で心がけています。

まとめ

ピジョンのベビーカーは独自の厳しい品質試験を行い、皆さまの元に届けられていることをお伝えいたしました。
ぜひ店頭で私たちの製品をご覧になってください。
未来を担う赤ちゃんたちの製品を作るということに、やりがいを持って仕事をしています。お客さまのお役に立ちたいと、色々な試験をして、そういった中で製品化していますので、ぜひ安心してお使いいただければと思います。(古居)

ランフィバナー

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