これから赤ちゃんが生まれるみなさんも、赤ちゃんと一緒の生活をスタートさせたばかりのみなさんも、「そろそろベビーカーが必要だけれど、何を基準に選んだらいいの?」とお悩みのかたは多いのでは。そんなときはプロに聞くのが一番!…というわけで、今回はベビーカーのプロモーション担当を務める白須さんと石飛さんにベビーカーの選び方を教えていただきました!
A形B形の違いって?ベビーカーの基本のキ
Q. 「A形」「B形」とよく聞きますが、どんな違いがあるのでしょうか?
白須
SG基準(※)では、A形ベビーカーは「新生児を過ぎて(1ヵ月)から、または首が据わった乳児期(4ヵ月)から使用でき、最長で48ヵ月までの間で使用期間を定めたベビーカー」とされていて、首が据わる前の赤ちゃんでも乗れるよう150°以上シートがリクライニングできるのが特長です。また、一般的にハンドルを切り替えたりシートを外して切り替えたりすることで、対面・背面の両方で使用できる仕様が多くみられます。
石飛
B形ベビーカーは「腰がすわった生後7ヵ月以上から使用でき、最長で48ヵ月までの使用期間を定めたベビーカー」とされています。シートの向きは周りの景色が楽しめる背面式。A形に比べるとコンパクトで軽量、持ち運びやすいのが特長です。
使用月齢 | A形 両対面式 生後1ヵ月~生後36ヵ月 ※ピジョンの場合 |
B形 背面式 生後7ヵ月~生後48ヵ月 ※ピジョンの場合 |
---|---|---|
両対面 | 〇※機種によってできないものもアリ | × |
重量 | 重め※3kg後半~10kgまで幅広い | 軽め※3kg前後のものが多い |
リクライニング | 水平近くまで倒せるものが多い | できないものもある |
価格 | 安価なものから高額なものまで幅広い | 比較的安価なものが多い |
Q. おすわりができるまでは抱っこひもを使って、生後7ヵ月頃からB形のベビーカーデビューをするのはありですか?
白須
もちろんありなのですが、新生児の頃は小さくて軽いので抱っこ紐で大丈夫と思っていても、3ヵ月を過ぎた頃から「たくさんの荷物を持ちながら、赤ちゃんも抱っこするのは大変!やっぱりベビーカーが必要…!」と、あわててベビーカーを購入される方も多いんです。また、「デパートや商業施設にはベビーカーがあるから大丈夫だと思っていたら、腰がすわってからの赤ちゃんを対象にしているB形しかなくて使えなかった…」という声も。赤ちゃんとのお出かけの頻度や、出かける際にママが1人のことが多い場合には、A形からベビーカーデビューすることを検討してみてくださいね。
ベビーカー選びのポイント
Q. 何を基準に選んだらよいですか?
白須
ライフスタイルに合わせて選ぶことをおすすめしています。
例えば、
・家:戸建て or 集合住宅(エレベーターはあるorない)
・外出の手段:車orバスや電車
・よく行くスーパーなど:広いor 狭い/段差はあるorない
など、大人だけで生活しているときにはあまり意識していなかった場面に、ベビーカーを押していくことを想像してみるだけでも、サイズや重さ、機能面で必要な要素が見えてくると思います。
「バスや電車に乗る機会が多いで、折りたたみが簡単でコンパクトになるベビーカーを選んで正解でした」とか、「近所のスーパーの店内は狭く段差もたくさんあるので、小回りが効くベビーカーにすればよかった…」などの声があります。ライフスタイルに合わせてベビーカーを選ぶことがポイントなんです。
そのためにも、赤ちゃんが生まれてくる前の出産準備のタイミングで、生活環境のチェックをすることをおすすめします!購入時のチェックポイントをぜひご参考になさってください!
\購入時のチェックポイントはこちらでチェック!/
ベビーカー開発者に聞く、ベビーカー選び8つのポイント
メーカーズプッシュQ. 特にココはチェックして!というポイントはありますか?
白須
いちばんは「押しやすさ」ですね。1人で出かけていると気にならない道でも、いざベビーカーでお出かけしてみると小さな段差がたくさんあったり、ガタガタする道だったり。スーパーの混み具合や店内の通路の広さなど、利用する時間帯やシーンを想像して押しやすいかどうかというのは、選ぶ際の大切な視点のひとつだと思います。
その際にポイントとなるのがタイヤの形状。おすすめは「シングルタイヤ」です!ピジョンのベビーカーにもシングルタイヤを採用していますが、ピジョン独自のシングルタイヤにはタイヤの回転軸部分に、ミネベアミツミ社製の「超精密ボールベアリング」を搭載しているので、小回りが得意なんですよ。
\シングルタイヤの魅力ついてもっと知ろう!/
シングルタイヤは押しやすく静か?開発担当者に聞く!
コモドライフ担当者おすすめのA形・B形ベビーカー
Q. A形のおすすめベビーカーを教えてください!
白須
「Runfee(ランフィ)RB3」と「nautR(ノートアール)NB0-R」です!
どちらもシングルタイヤで狭い道でもクイッと曲がれて押しやすく、赤ちゃんの乗りごこちや使いやすさにもこだわって作られたベビーカーです。「Runfee(ランフィ)」はより軽くてコンパクトなサイズなので、公共交通機関をよく利用したり、ママと赤ちゃんだけでのお出かけが多いなど、日常使いにおすすめ。「nautR(ノートアール)」はピジョン最高クラスのベビーカーでお出かけが楽しくなる機能をたっぷりと搭載。どんなシーンで利用するか、ライフスタイルに合わせて選んでくださいね。
\ピジョンのA形(A型)ベビーカー/
Q. B形のおすすめベビーカーを教えてください!
石飛
「Bingle(ビングル) BB4」は、子どもとのお出かけが楽しくなる日常使いにぴったりのベビーカーです。3.9kg(※インナーシートを除く)と軽量で操作もラクラク。生後7ヵ月から48ヵ月頃まで使え、もちろんシングルタイヤを搭載しているので、とっても押しやすいんです。店頭には赤ちゃん人形もありますので、実際に赤ちゃんが乗ったことを想定して、ビングルの押しごこちを試してもらえたら嬉しいです!」
\ピジョンのB形(B型)ベビーカー/
まとめ
石飛
ぜひ妊娠中の余裕のある時期に、店頭でいろいろなベビーカーを試して違いを体感してもらえたらと思います。押しやすさは実際に動かしてみてはじめて実感するかと思います。インスタグラムの「ピジョンハッピートラベル公式アカウント」でも、みなさんの参考になるようなベビーカーの情報をどんどん発信しているのでチェックしてみてくださいね!
白須
ベビーカーは何度も買い替えするものではないですし、出産準備のときには他にもたくさんのアイテムを揃えるなかでお値段も張りますから、悩ましいお買い物になるのかなと思っています。ピジョンのベビーカーは“赤ちゃんとのお出かけを楽しんでほしい”という思いのもとで、さまざまな機能が考えられています。ですから、みなさんがベビーカーを選ぶ際は、「赤ちゃんが生まれたらこんなところに行きたいね!」と、赤ちゃんとのお出かけを想像しながら楽しんで選んでいただけたら嬉しいです。
\選び方ポイントのおさらい/
・出産準備の時にまず見ておきたいのはA形、生後7ヵ月以降に購入するならB形
・ベビーカー選びはライフスタイルに合わせて
・大切なのは「「押しやすさ」。特に狭い道や人混みでもクイッと曲がれるかをチェック!
・A形のおすすめは、移動は電車やバスがメインで階段の利用なども多い方には軽量ベビーカーの「Runfee(ランフィ)」、車移動がメインなど、持ち運びの頻度が高くない方には多機能ベビーカーの「nautR(ノートアール)」
・B形のおすすめは日常使いに適していて48ヵ月まで使える「Bingle(ビングル)」
・妊娠中の余裕のある時期に、赤ちゃんとのお出かけを想像しながら楽しく選ぶのがおすすめ!
今回取材したのはこの人
ピジョン株式会社 プロモーション担当
白須さん
2児のママ。ベビーカーなどの商品プロモーションを担当。SNSでもピジョン商品の魅力を発信中!
ピジョン株式会社 プロモーション担当
石飛さん
公式SNSを担当し、ベビーカーをはじめとした製品情報やトピックを楽しく発信中!
文・写真/エチカ