汗かきの赤ちゃんは、暑い季節はもちろん、いつでも水分補給には気をつけたいですよね。でも、いつから飲ませていいの?どのタイミングで?どれくらいの量を?...と、特に初めての育児では、赤ちゃんの水分補給ひとつとっても不安になってしまうもの。そこで、本日はベビー飲料のプロモーション担当・若尾さんが、ピジョンの飲料シリーズのなかでも特に人気の「ベビー麦茶」と「すっきりアクア りんご」について、フード開発部門で飲料にも携わる町田さんに突撃インタビュー!SNSやお客様相談室に寄せられるママやパパの疑問も解決しちゃいます。
ロングセラーの「麦茶」と人気の「すっきりアクア りんご」について教えてください!
「ベビー麦茶」を手にする開発担当の町田さん(左)と、「すっきりアクア りんご」を手にするプロモーション担当の若尾さん(右)。
若尾さん
先日行った「ピジョン飲み物総選挙」で、みなさんの“推し”を募集したところ、トップ2はやはりピジョンの飲料シリーズのなかで人気の「ベビー麦茶」と「すっきりアクア りんご」。特に「ベビー麦茶」はロングセラーで、赤ちゃんのためのやさしい麦茶でとして人気ですが、開発に携わる町田さんにぜひお聞きしたいのが、商品のこだわりです!
町田さん
麦茶といえば、ハトムギや六条大麦が一般的ですが、「ベビー麦茶は」国産の二条大麦を採用しているのが特長です。一般的な麦茶もノンカフェインで赤ちゃんが飲んでも問題はないのですが、赤ちゃんにとっては味わいが濃すぎてしまうんですよね。
一方で、二条大麦は、苦味や香ばしさの基になるタンパク質が少なく、甘味の基になるデンプンが多く含まれています。二条大麦を採用したピジョンの「ベビー麦茶」は苦みを抑えて、優しい甘味を引き出していますので、薄めずにそのままお飲みいただけます。これまでに1億本も販売しているロングセラー商品なんですよ!
大麦から麦茶を抽出するには、温度・時間もとても重要なんだそう。「苦みを抑えて、甘みを引き出す温度・時間を試行錯誤して、やさしい味わいを実現しました」と町田さん。
「『ベビー麦茶』は大人が飲んでも、とっても美味しくて驚きました!ピジョンの飲料シリーズは、社内にもファンが多いんです」と若尾さん。
若尾さん
1億本!!!あらためて、すごい商品なんだなと思いました。やさしい味わいの秘密は、二条大麦と抽出方法にあったんですね。こちらの「すっきりアクア りんご」は麦茶の次に人気ですが、どのような商品ですか?
大人気の「ベビー麦茶」と「すっきりアクア りんご」。
町田さん
赤ちゃんは新陳代謝が活発で汗っかきですよね。汗をかくと、水分だけでなく体のなかの電解質も一緒に外に出てしまいますから、水分と一緒に電解質も効率よく補給してもらいたいです。そんな思いから生まれたのがイオン飲料シリーズで、「すっきりアクア」。先に発売された「ミネラルアクア」に比べて糖分が70%オフになっていますので、甘さもすっきり。これからの暑い日にはさっぱり飲むことができておすすめです!
ピジョンの飲料シリーズのなかでも特に人気のラインナップ。左から、「ベビー麦茶」「すっきりアクア りんご」、同シリーズのもうひとつのフレーバー「すっきりアクア もも」とノンフレーバーの「ミネラルアクア」。
若尾さん
ところで、なぜりんご味を採用したのですか?
町田さん
赤ちゃんが好みそうなフルーツ系のフレーバーを複数開発し、最終的には赤ちゃんに試飲モニターをして、人気のあるフレーバーを選定しました。糖分の甘味を減らした代わりにフレーバーをプラスすることで、イオン飲料独特の風味をカバーしておいしさをアップさせました。
パパやママへのアンケートでも、赤ちゃんに与えたい果物ではりんごが一番人気なんですが、実際にすりおろしのりんごを離乳食に与えているかたも多いのではないでしょうか?味わいについては、赤ちゃんは喋れませんので、甘すぎるとか、苦いとかを伝えることができませんが、実際に赤ちゃんに飲んでもらい、そのときの表情や飲み具合を観察することで、赤ちゃんにとって適切な味になっているか判断しています。また、パパやママの声も大切にしていて、それらのデータの蓄積が、ピジョンの製品に活かされているんです。
開発担当者に聞く、ベビー飲料の疑問を解決Q&A
プロモーション担当の若尾さんが、お客さまから寄せられた疑問や質問を、町田さんに解決してもらいます!
Q.離乳食を開始する前でも麦茶を飲ませて大丈夫ですか?
A.
麦茶にはカフェインが入っていませんので、生後1ヵ月頃から飲ませても大丈夫です。ただし、授乳の妨げにならないように 量を調節しながらあげてください。
和やかに丁寧に質問に答えてくださる町田さん。
Q.最初はどのぐらいの量から始めればよいですか?
A.
はじめはスプーンひとさじの量から、赤ちゃんの様子を見ながら与えてみてください。はじめての水分補給には、ボトルとスプーンがひとつになったピジョンの「離乳スプーン」も便利です。慣れてきたら哺乳びんやマグマグなどに変えていきましょう。
「離乳スプーン」のボトルはやわらかいので、押して適量を出すことができます。
5ヵ月頃から使用できる「マグマグコロン スパウト」(左)と8ヵ月頃から使用できる「マグマグコロン コップ」。「はじめてのじぶんで飲む」を丁寧にサポート。
Q.1回に飲ませてよい量はどのぐらいですか?
A.
スプーンひとさじの量から徐々に増やしていってください。1才未満の場合、麦茶や湯冷ましは、母乳や育児用ミルクの摂取量が減らない程度に飲ませることが大切です。
Q.おっぱい、ミルク以外の水分補給のタイミングは?
A.
汗をかいたとき、お散歩やお昼寝のあと、入浴後、また体調が悪い場合など、「のどが渇いていそう」と思ったときに、飲ませてあげてください。注意したいのは、授乳の前に水分を摂ってしまうと、母乳やミルクの飲みがにぶる原因になりますから、授乳の直前は避けましょう。
「赤ちゃんは一人ひとり飲める量も異なりますから、普段からよく観察し、様子をみながらあげてくださいね!」
Q.赤ちゃんに飲ませるときは常温ですか?
A.
そうですね、赤ちゃんがお腹を壊してしまいますので、冷蔵庫で冷やした飲料はひかえてください。冷蔵庫で保管している場合は、すぐに飲ませるのではなく、少し置いてから飲ませるようにしてください。
Q.お茶にはいろいろな種類がありますが、赤ちゃんに向いているのはどんなお茶でしょうか?
A.
緑茶や紅茶はタンニンやカフェインが多く含まれているので赤ちゃんには向きません。ほうじ茶、番茶にも多少含まれていますから、大人が飲む濃さの2倍以上に薄めてあげましょう。麦茶にはカフェイン・タンニンは含まれていませんが、市販のものは濃く作られているので、やはり薄めて与えるのがおすすめです。
赤ちゃんのためのお茶シリーズ。赤ちゃんに適した薄さになっている「ベビー麦茶」(左)、低カフェインの「ベビーほうじ茶」(中)、「赤ちゃんのやさい茶 もろこし 玄米ブレンド」(右)もノンカフェインで、安心して赤ちゃんに与えていただけます。
Q.イオン飲料は1日どの位、どのようなタイミングで飲ませたらよいですか?
A.
特に汗をかいたときにはイオン飲料にするなど、毎日の水分の補給には、白湯やお茶などを中心としながら上手に組み合わせましょう。1日に200mlまでが目安ですが、授乳や食事の妨げにならないよう、与えすぎには注意が必要です。
イオン飲料には、赤ちゃんが飲みやすいようにぶどう糖を使用していますので、大量に飲むと虫歯になったり糖分のとりすぎになります。それだけで満腹になってしまうと、必要な食事がとれずに栄養が偏ってしまう恐れもありますので注意しましょう。
ピジョンのこだわり、安心でおいしい飲料をお届け!
ピジョンの飲料シリーズが勢ぞろい。赤ちゃんに合わせて、いろいろ試してみてくださいね!
国産二条大麦の「ベビー麦茶」。暑い季節に嬉しい600mlの大容量パックも期間限定で登場中!
若尾さん
ピジョンの飲料シリーズは、素材にもこだわっていますよね!
町田さん
もちろんです。「ベビー麦茶」も「国産」なのでパパやママにとって、安心して手に取っていただける判断材料になると思います。先ほど「りんご」は赤ちゃんに人気の味と言いましたが、「果汁入り アップルウォーター」も、青森産りんご果汁を使用していますし、くだものスムージー「MINOTTA(ミノッタ)」も国産の素材にこだわった商品です。
若尾さん
国産果物のスムージー、大人も楽しめそうですね!とっても楽しみです。
町田さん
ピジョンのベビー飲料は大人のみなさんにも人気なんです!安全面でも通常よりもより注意を払って開発・製造していますし、味が濃すぎないのが喜んでいただけるポイントのようです。「乳酸菌ウォーター」は、腸内環境を意識されている大人のみなさんにも薄味でさっぱりしていると評判ですよ!
「乳酸菌ウォーター」の1本のなかには、500億個の乳酸菌が。「赤ちゃんはもちろん、家族みんなの健康的な水分補給にぴったりです!」
若尾さん
わたしも「乳酸菌ウォーター」大好きです!今日はたくさんの疑問にお答えいただきありがとうございました。これからも、安心でおいしい商品づくりに期待しています。
町田さん
こちらこそありがとうございました。くだものスムージー「MINOTTA(ミノッタ)」も2024年8月に発売予定なので、楽しみにしていてくださいね!
疑問がスッキリ解決♪ベビー飲料でカンパ~イ!
今回取材したのはこの人
ピジョン株式会社 開発担当
町田さん
おやつ、飲料、レトルトパウチ食品など広くピジョンの食品の開発に携わる。2児のパパ。
ピジョン株式会社 プロモーション担当
若尾さん
食べ物・飲み物全体のプロモーションを担当するほか、インスタグラムなどのSNSも担当。
文・写真/エチカ